コンティニュア・ヘルス・アライアンスは、相互運用可能なヘルスケア・システム構築に取り組んでいるヘルスケアおよび関連技術会社で構成されている国際企業団体です。 コンティニュア・ヘルス・アライアンスは、様々なシステム/機器が、パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)、LANおよびWANといった様々インターフェースを介して通信するためのガイドラインを定義しています。
現時点では、BluetoothとUSBがそれぞれ有線と無線のPANインターフェースして、ZigBeeがLANインターフェースとして定義されています。 コンティニュア・ヘルス・アライアンスの次期バージョンのガイドラインでは、BluetoothのLow Energyが、PANインターフェイスの別の無線トランスポート・レイヤに追加されます。
PANとLANインターフェイスの場合、体重計、体温計、血圧計やブドウ糖メータなどの "デバイス"から、ノートパソコン、スマートフォン、PCやタブレットなどの "ホスト"へのデバイス特有情報の交換の為に、IEEE 11073パーソナル・ヘルス・デバイスの通信規格の使用が定義されています。 これらの各標準は、IEEE用語では、限定デバイスと呼ばれます。
MindTree社は、採択されたIEEE 11073規格の完全な実装を持っており、ホスト側とデバイス側のすべてのデバイスをサポートしています。
● ソリューション
EtherMind IEEE-11073スタックは、IEEE-11073-20601(Optimized Exchange Protocal)、コンティニュアv1.5の仕様で採択された限定デバイス(IEEE-11073-104xx)のホストのための包括的なIEEE-11073マネージャとエージェント・ロールのスイートで構成されています。
実装は移植が簡単(ANSI-Cで実装され、Bluetooth HDPとUSB PHDCにおよぶオペレーティング・システムとトランスポート抽象化レイヤを提供)で、非常にコンパクトかつ完全(エージェントとマネージャの両方のロールをサポート)です。
EtherMind IEEE 11073マネージャは、血糖値計、パルス・オキシメータなどの各種限定デバイス・マネージャ・ロールの実装です。ターゲット機器は、スマートフォン、PC、ラップトップやタブレットなどで、IEEE 11073マネージャは、OEM固有のGUI/MMIへのプラグイン・インタフェースを提供します。
EtherMind IEEE 11073エージェントは、コンティニュアv1.5仕様の血圧計、体重計、心血管フィットネス、アクティビティ・モニタ、体温計、血糖値計、パルスオキシメータ、強度フィットネス機器、生活自立計量、ピークフローのようなデバイス限定のホストをサポートします。
エージェントの実装は、8ビット・マイコンのように最小限のRAM、フラッシュメモリおよびMIPSのリソースに制約のあるシステムにも適合するように設計されています。
● 主な利点
技術的なリスクの軽減
- コンティニュア・ヘルス・アライアンスv1.5仕様に準拠、認証済
- コンティニュアv1.5仕様の包括的なマネージャ&エージェントをサポート
開発期間の短縮
- 様々なマイクロ・コントローラへの移植を容易にするANSI Cでの実装
- BluetoothまたはUSBトランスポート上で、IEEE層の使用を有効にするTransportの抽象化
- OSプラットフォーム間の移植を容易にするOS抽象化層
コスト最適化
- 非常に小さいメモリ・フットプリントとMIPS
- 8および16ビットのマイクロ・コントローラ上で実証済
- OEMの製品のニーズに合わせてさらなる最適化を有効にする設定可変性
● コンティニュア認証
MindTree社のEtherMind IEEE11073スタックは、コンティニュア・ヘルス・アライアンス認定(認証IDは38&39)済の、最適化され、抽象化され、階層化されたソリューションです。医療、ヘルス&フィットネス、および、PCと携帯電話セグメントのOEMのニーズに合わせた、複数のプラット・フォームをサポートします。