Creonic DVB-S2Xは内部レシーバのタスクをすべてカバーする高性能復調IPコアです。復調機能はアナログ・デジタル変換器 (ADC) から量子化済みの複雑なベースバンドサンプルを受け取り、複雑にマッピングされたシンボルのタイミング、周波数および位相を復元します。さらに、PLフレーム復元とPLデフレーミングも行います。この復調器の出力はLDPC と BCHデコードを実装したCreonic DVB-S2X の前方エラー訂正IPコアへの入力としてそのまま使えます。
● 利点
- サードパーティのDVB-S2X変調IPで検証済み
- 無線インタフェース、デシメーション、タイミング復元、イコライザ、フレーム取得、キャリア復元で構成されます。
- スペクトル反転、DCオフセット訂正、I/Qバランス修正、デシメーション、周波数低精度推定、タイミング復元、マッチドフィルタ、ダウンサンプリング、フレーム同期化、PLデスクランブリング、精密周波数訂正、位相訂正、自動利得制御、およびPLデフレーミングを実行・サポートします。
- 省電力・小規模のデザイン。
- 動作中に設定可能。
- コア制御用・ステータス情報取得用のメモリマップド・インタフェース。
- 取得・追跡モードに向けたさまざまなフィルタ係数群のおかげで超高速同期が可能。
- 割り込みと同期化ステータス情報出力を設定可能。
- Creonic DVB-S2X LDPC/BCHデコーダとの組み合わせに最適。
- ASICとFPGA (Xilinx, Altera) で利用可能。
● 主な機能
- このIPを構成する機能ブロックは次の通りです。
- ADCからの出力の受信部
- スペクトル反転
- DCオフセット訂正
- I/Qバランス調整
- NDA自動利得制御
- デシメータ
- 低精度周波数推定ループ
- タイミング復元ループ
- マッチドフィルタ
- ダウンサンプリング
- フレーム同期
- PLデスクランブリング
- 高精度周波数訂正
- 低精度位相訂正
- DA自動利得制御
- 高精度位相訂正
- イコライザ
- PLデフレーミング
- Creonic FECデコーダへ
● 特徴
- DVB-S2 およびDVB-S2Xに準拠
- ACM, CCM, VCMモードをサポート
- ショートブロックとロングブロック (16,200ビットと64,800ビット) をサポート。
- 要望によりQPSK to 256-APSK, VLSNRモードをサポート可。
- XFECFRAMEを出力。これはCreonic FECで処理可能。
● 主なアプリケーション
- 衛星通信
- デジタルビデオ放送
- 双方向サービス
- 専門サービス
- ニュース収集
● 納品物
- VHDLソースコードまたは合成済みネットリスト
- シミュレーションモデル
- ビット精度Matlab/C/C++シミュレーションモデル
- ドキュメント