● 概要
AES暗号IPコアは、 アメリカ国立標準技術研究所(NIST)のAdvanced Encryption Standardに準拠した、Rijndael(ラインダール)エンコーダとデコーダを実装しています。128ビットのブロックを処理し、128、192と256ビットの各キー長にプログラムできます。
システム要求に応じて、2つの構成バージョンが用意されています。標準バージョン(AES-S)は、よりコンパクトなコアで、32ビットのデータパスを用い、各128/192/256ビットのcipherキーに対して、それぞれ44/52/60クロック・サイクル処理となります。
高速バージョン(AES-F)は、128ビットのデータパスを用い、それぞれ11/13/15クロック・サイクルの高速スループットを実現します。
各種cipherモード(ECB, CBC, OFB, CFB, CTR, CCM, GCM、LRW)に対応し、既に拡張されたキー、あるいは、オプションのキー拡張回路を伴って動作します。
コアは、完全同期設計で、さまざまなターゲット・プロセス(デバイス)で評価されていいます。ASICあるいは各種FPGAに最適化されたコアが納品されます。
コアは、Intel社、Lattice社、MicroSemi社、あるいは、Xilinx社のFPGA、および、どんなASICにもマッピングされ、最適化されています。
● アプリケーション
• 保護されたネットワーク・ルータ
• 電子金融取引
• セキュアな無線通信
• セキュアなビデオ監視システム
• 暗号化されたデータストレージ
● ブロック・ダイアグラム
● AES 暗号化/復号化コアの比較表
AES* (-S or -F) |
AES-P (-S or -F) |
AES-GCM or AES-CC(-S or -F) |
AES-GCM |
AES-XTS |
|
暗号化/複合化のランダム・プログラミング | yes | yes | yes | yes | yes |
Cipherキー長のランタイム・プログラミング | yes | yes | yes | yes | yes |
ブロックCipherモードのランタイム・プログラミング | no | yes | no | no | no |
ECBモード | yes | yes | no | no | no |
CBCモード | yes | yes | no | no | no |
CFB モード | yes | yes | no | no | no |
OFB モード | yes | yes | no | no | no |
CTR モード | yes | yes | no | no | no |
LRW モード | yes | no | no | no | no |
Key Expander | オプション | オプション | オプション | オプション | yes |
128/192/256キーのビット/サイクル数 | 2.91/2.46/2.13 or 11.64/9.85/8.53 | 2.91/2.46/2.13 or 11.64/9.85/8.53 | 2.91/2.46/2.13 or 11.64/9.85/8.53 | 128/na/128 or 256/na/256 | 128/na/128 or 256/na/256 |
• 暗号化と復号化の両方の機能
• 操作中に選択可能な128、192、または256ビットの暗号鍵のサポート
• コアのバージョンに応じて、32ビットまたは128ビットのデータI/Oおよび内部処理
• 外部キー拡張(Key Expaner)
以下のAES機能のIPの中から最も望ましいものを選択できます。
• CCM、CTR、ECB、CBC、CFB、GCM、OFB、XTSモードをサポート
• ご発注時にモードを選択する必要があります
• 1つ以上のシングルモードをサポートするようにカスタマイズ可能
モードプログラム可能
• モードはオンザフライでプログラム可能
各ブロックの処理はコアバージョンによって異なります
• 128/192/256ビットキー用の44/52/60クロックの標準(-S)バージョン
• 128/192/256ビットキーの11/13/15クロックの高速(-F)バージョン
• 高スループット(-X)バージョンプロセス128ビット/サイクル
• 高スループット(-X2)バージョンプロセス256ビット/サイクル
オンザフライでのキー拡張を提供し、128、192、または256ビットのキー長で選択できます。
32ビットバージョンとより高速な128-butバージョンが利用可能です。
• AESエンジンとキーエキスパンダーを変更して、単一のキーサイズをサポートし、小規模な実装を実現。または
• 最小の実装では、暗号化のみをサポートするように変更できます(復号化はサポートしません)。または
• カスタムパイプラインAESエンジンは、暗号化スループットを倍増できます。