● 概要
AAC-LCオーディオエンコーダー(IPB-AAC-LC-ME)は最大6つのオーディオ・チャネルをリアルタイム・エン
コードするためのソフトウェアコアで、 IPB-PLAT ハードウェア・オーディオ・エンジン・プラットフォームで実行するように設計されています。IPB-PLATプラットフォームは、ASIC或いはFPGAに実装可能です。
IPB-AAC-LC-MEソフトウェアを実行するには、1インスタンスのIPB-PLAT-30という名前のIPB-PLATオーディオ・エンジン・プラットフォームに組込する必要があります。ユーザーは、ハードウェアインターフェイスを使用してIPB-AAC-LC-MEプログラムをアップロードできます。プログラムは、APB或いはSPIインターフェイス経由コンフィギュレーション、制御、およびステータスの監視を行うことが可能です。オーディオ入力および出力インターフェイスには、ネイティブパラレルインターフェイスが含まれています。 I2S / TDMやSPDIF / AES3などの他のインターフェースも利用できます。
● 特徴
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MPEG2/4 AAC-LCソフトウェアはフラウンホーファーIIS高品質ソフトウェアを採用しています。ISO/IEC 13818-7、ISO/IEC 14496-3、および日本のARIB規格をサポートしています。
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対応しているチャンネルモード:チャネルモード:モノラル、デュアルモノラル、ステレオ(2.0)、2.1、3.0、3.1、4.0、5.0、および5.1
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サンプリングレート:8、16、22.05、32、44、44.1および48kHz対応
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複数のオーディオストリームの同時符号化をサポート:合計最大6 モノオーディオ・チャンネルまで(例えば 3つのステレオ ストリーム)
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最大16ビット入力オーディオサンプル精度対応
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6.9MBの外部メモリが必要
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出力ストリームの同期やビデオと同期するため、出力ストリームの遅延はコンフィギュレーション可能です。
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遅延:2チャンネル時は最小1フレーム、2チャンネル超える場合は最小2フレーム
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コントロール、コンフィギュレーション及び状態モニターのためのソフトエア・インターフェース・プロトコル
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ミュート中或いは1フレームリピート中動的にパラメータ変更可能
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対応しているビットレート制御モード:Fixed Framing (符号化後のフレーム長固定)、ABR及びVBR
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サポートているトランスポートタイプ:RAW、 ADTS、ADIF、LATM及びLOAS
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リアルタイム動作のために最小の動作周波数は90MHz(ワーストケースの設定の場合)
● ブロック図
●FPGAリソース使用情報
● 利点
- 低消費電力
- 低い動作周波数でリアルタイム動作実現
- 異なるアプリケーションや要求スペックによって柔軟最適化可能
●納品物
- ソフトウェアマニュアル及びハードウェアデータシート
- 暗号化したRTLソースコード或いはFPGA ネットリスト
- プログラム・バイナリ
- インプリメントための制約スクリプト
- FPGAによる実機検証環境 (オプション)