● 概要
IPbloq社16-ES AAC-LC/MPEG1 Layer-II エンコーダは、Intel社の FPGA、AMD社のFPGA及びASIC対応のIPコアです。最大16の同期/非同期のステレオストリームまたは8の同期/非同期の5.1チャンネルストリームをリアルタイム符号化可能。各ストリームのビットレートは、動作中に変更可能です。オーディオ・エンコーダ・エンジンのプラットフォームには8つのプロセッサと8つのハードウェアアクセラレータが含まれています。初期化時8つのプロセッサにそれどれAAC-LC或いはMPEG1 Layer-IIのプログラムをロードすることが可能です。一つのプロセッサ/アクセラレータのペアは2本のステレオ・ストリームを同時に符号化或いは1つの5.1チャンネルストリームをエンコードすることができます。 本エンコーダは、APBまたはSPI経由設定、制御、及びステータスレジスタ/エラー・ワーニングレジスタの監視が可能。オーディオデータの入出インターフェースはI2S/SPDIF、或いはパラレルTDMが対応しています。エンコーダはURAT経由ディバッグ可能です。
● 特徴
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すべてのエンコーダはFraunhofer IISソフトウェアを使用しています。
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ビデオ等と同期するために各ストリームの出力遅延をそれぞれ設定可能。(最大8フレーム(2))
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制御、設定、および監視のためのソフトウェア・インターフェース・プロトコル
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フレーム毎にビットレートを変更可能
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パラメータ変更によってミュート或いは1フレームを繰返しを選択可能
● AAC-LCの仕様
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MPEG2/4 AAC-LCは、ISO/IEC 13818-7、ISO/IEC 14496-3、および日本のARIB規格に準拠しています。
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サポートされるチャンネルモード: モノ、デュアルモノ、ステレオ(2.0)、2.1、3.0、3.1、4.0、5.0、および5.1
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サポートされるサンプリングレート: 8、16、22.05、32、44、44.1、および48 kHz
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サンプル精度:16ビット/サンプル
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最小のレイテンシ(1): 2チャンネルまで1フレーム、2チャンネルを超える場合は2フレーム
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対応するストリームタイプ: raw、ADIF、LATM/LOAS、およびARIBサポートおよびCRC付きのADTS
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対応するビットレート制御モード: 固定フレーム長、CBRビットレート、およびVBRビットレート
● MPEG 1/2 - Layer I/IIの性能
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MPEG-1/2 - Layer I/IIエンコーダーは、Fraunhofer IISの高品質ソフトウェアを使用して、ISO/IEC 11172-3および13818-3オーディオ標準に準拠しています。
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対応するチャンネルモード: モノ、デュアルモノ、ステレオ、およびジョイントステレオ
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対応するサンプリングレート: 16、22.05、24、32、44.1、および48 kHz
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サンプル精度:16~24ビット/サンプル
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最小のレイテンシ(1): 1フレーム
(1)この値にはフレームの入力時間が含まれていません
(2)FIFOの出力サイズを増やすことでレイテンシの調整範囲を拡張できます
● ブロック図
● インプリメンテーション・オプション
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FPGAの内部メモリのみ使用。プログラムとデータ両方FPGAの内部メモリに実装。
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FPGAのメモリ使用量を減らすために、プログラムメモリはFPGAに実装、データメモリは外部DDRに実装。
● 納品物
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ソフトウェアマニュアル、ハードウェアデータシート及びテストガイド
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ターゲットFPGA向けの最適化されたネットリスト
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コンパイル制約ファイル
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コンパイルレポートおよびテストレポート
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充実なテストパケージ
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PGA検証ボードで実機検証対応のためのサンプルトップレベルデザイン(Ethernet UDP, I2S, APB, SPI, UART )
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Linux OS 実装のパスコン側のソフトウェアドライバ
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各種テストケース(ビット精度等価テスト、リアルタイムテスト及びレイテンシーテスト対応)
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