● 概要
AAC-LCオーディオ・デコーダ(CWda73)は、オーディオ・ストリームのデコード・エンジンとして動作するように設計されたIPコアです。 このIPコアは、ASICやFPGAに実装されます。
IPコアは、Coreworks社のFireWorks™32ビットRISCプロセッサと、SideWorks™リコンフィギャラブル・ハードウェア・アクセラレータで構成されています。
IPコアのコマンド、設定、および状態は、AMBA APBインタフェースによってアクセスされ、コンフィギュレーション、コントロール及びステータス・レジスタによってパラメター情報を読み書きできます。このインターフェイスを駆動する、外部のI2C、SPIコアなどもオプションで提供されています。
IPコアは、外部またはチップ内蔵のプログラム・メモリとデータ・メモリを必要とします。SPDIF、I2S、またはTDMなどオーディオ・データI/Oを駆動する外部インターフェースコアもオプションで提供されています。コーデックの設定は、ソフトウェア・インターフェイス・プロトコル(SIP)を介して実行されます。 SIPは、オーディオフレームをエンコードしたり、デコードするために必 要なすべてのパラメータの複合構造体です。圧縮・再生は、連続的にまたは1フレーム毎に実行できます。
● ブロック図
● FPGAリソース使用情報
ファミリ | スライス数 | BRAM | DSP48E |
F (MHz) |
|
LUTs | FFs | ||||
Spartan-6™ | 2,113 | 20x18Kb + 2x9Kb |
4 | 80 | |
5,695 | 3,219 | ||||
Virtex-5™ | 2,150 | 6x36Kb + 12x18Kb |
4 | 100 | |
4,663 | 3,244 | ||||
Virtex-6™ | 1,910 | 8x36Kb + 10x18Kb |
4 | 120 | |
5,218 | 3,219 |
● 特徴
- MPEG4/MPEG2 AAC-LC標準を完全サポート
- チャンネル・モード : モノ、ジョイント・ステレオ、ステレオ
- ADTS, ADIF, LATM及びLOAS トランスポート・ストリーム・フォーマット対応
- サンプル・レート: Fs = 16, 22.05, 32, 44, 44.1 と 48KHz対応
- 最大16-ビット・オーディオ・サンプル精度
- 250kBの外部メモリ(estimated)
- ベーシック・ケース・レーテンシ(16 kbit/s) : 1040/Fsサンプル
- ワースト・ケース・レーテンシ(576 kbit/s) : 1408/Fsサンプル
- コマンド、設定と状態情報の為のコンフィギュレーション、コントロール、および状態レジスター・インターフェース
- メモリ・コントロールにAMBA-AHBマスタ・インターフェース、コンフィギュレーション、コントロール、ステータスとプログラミングにAPBス レーブ・インターフェース
- 使い易いマルチ・チャンネル・パラレルTDMインターフェース
- 業界標準のSMPTE337M、SPDIF、I2S/TDMやカスタム・インターフェースに簡単に接続できるパラレル・オーディオ・インターフェース
- バーストと連続データ・フローをサポート
- 業界標準のSPI、I2C等のインターフェースに簡単に接続できるパラレル・ブート・インターフェース
- リアルタイム処理@80MHz
● 利点
■ | 低価格のFPGAにフィットするコンパクトなハード設計 | |
■ | 低い動作周波数 | |
■ | 非常に低い消費電力 | |
■ | 小さい外部メモリのフット・プリント |
● 納品物
■ データシート
■ FPGA ネットリスト
■ プログラム・バイナリ
■ 設計制約スクリプト
■ 評価ボード (オプション)