最先端の半導体ソリューションで新たなマーケット・ニーズを切り拓きます。

AAC-LCステレオオーディオ・デコーダ (CoreWorks社 CWda87)

 

 

 

AAC-LCステレオオーディオ・デコーダ (CWda87) はステレオオーディオストリームを最多で6本までリアルタイムにデコードできるオーディオIPコアです (1)。

このコアはAAC-LCステレオ・デコーダ・ソフトウェアとCoreworksプロセッサベースのハードウェア・オーディオエンジン・プラットフォーム (CWda1011) で構成されます。

ソフトウェアはイメージファイル (.bin) にコンパイル済みです。制御インタフェース (パラレルAMBA APBまたはシリアルSPI) 経由でブート時に自動でロードされ、オーディオエンジン・プラットフォーム上で実行されます。パラメータ設定もシンプルです。

プログラムの設定変更、制御、監視は、それぞれ設定ファイル、制御ファイル、ステータスレジスタファイルで可能です。ファイルは制御インタフェース経由で読み込みます。

オーディオ入力・出力インタフェースはネイティブのパラレルインタフェースです。I2C/TDMやSPDIFなどのオーディオインタフェース規格もサポートします。

外部メモリとのインタフェースは次のいずれかを選択します。AMBA AXI (ASIC、Xilinx FPGA用), Avalon (Altera FPGA用), MIG (Xilinx FPGA用)

CWda1011プラットフォームはジェネリックなCWdaXYZオーディオエンジン・プラットフォームを実際の形にしたものです。ストリーム数が異なる場合 (2チャンネルから32チャンネル)、対応するプラットフォーム製品が異なります。お問い合わせ頂ければ、要件に合わせてベストなソリューションを提案致します。

(1) ストリーム数によってIPコアの型番が変わります。詳しくはスピナカー・システムズまでお問い合わせください。

仕様

  • AAC-LCデコーダはISO/IEC 13818-7オーディオ規格に準拠しています。Fraunhofer IISの高音質ソフトウェアを援用しています。
  • サポートするチャンネルモード: mono, dual mono, stereo (2.0), 2.1, 3.0, 3.1, 4.0, 5.0, 5.1
  • サポートするサンプルレート: 11.025, 12, 16, 22.05, 24, 32, 44.1, 48 kHz
  • サポートする伝送形式: ADTS, LATM, LOAS
  • オーディオ出力解像度: 16ビット
  • 必要な外部メモリ: 1.35 MB
  • 出力レイテンシを設定可能、外部ソース (ビデオなど) との同期に有効
  • 最小レイテンシ: データのバースト入力の場合 1フレーム
  • 制御・設定・監視用にソフトウェアのインタフェースプロトコル
  • ミュート中または1フレームリピート中にパラメータ変更
  • 80 MHzでワーストケース設定 (最大ビットレート・最小サンプリングレート) でのリアルタイムオペレーションが可能設定を変えた場合の性能などの違いについては、ご要望があれば提示致します。

インタフェース

  • 設定・制御・ステータス監視用にAMBA-APB, SPI
  • 外部メモリアクセスとしてAMBA-AXI, Avalon, Native MIGインタフェース (命令・データアクセス)
  • オーディオ入力としてパラレルインタフェース
  • オーディオ出力としてI2S/TDM, SPDIF, パラレルインタフェース